慢性糸球体腎炎

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慢性糸球体腎炎

慢性糸球体腎炎

慢性糸球体腎炎とは、腎臓の中の糸球体という血液から尿を作る部分に、持続的に炎症を生じている状態の総称です。「lgA腎症」や「膜性腎症」などが含まれており、血尿や蛋白尿を生じ、持続することで次第に腎機能が低下します。多くの慢性糸球体腎炎では、蛋白尿が多いほど腎不全に至りやすいため、検査等で蛋白尿や血尿が多いという結果が出ている場合には、すぐにも受診して詳細な検査を受けると良いでしょう。

糸球体とは

糸球体とは毛細血管の塊であり、血液を濾過して尿の元となるものを作ります。1つの腎臓に約100万個の子宮体があると言われています。

lgA腎症

「lgA腎症」は、慢性糸球体腎炎の原因として多い病気です。現在では、難病指定されており、日本で行われた腎生検のうち、およそ3分の1がこの「lgA腎症」と言われています。ピークは20〜30代ですが、10代以下や50代以上でも発症する可能性があります。

慢性糸球体腎炎の症状と治療法

主な症状

この病気は、免疫反応の異常によるものが多いと言われています。症状としては、無症状であることが多いようですが、血尿、蛋白尿、高血圧、めまい、肩こり、頭痛、倦怠感などが主な症状と言われています。

治療法

健康診断をはじめとした検尿によって蛋白尿や血尿で発見されることが多い疾患です。

ステロイド薬や免疫抑制薬などで治療を行い、腎機能と尿蛋白に加えて年齢や腎病理組織も含めて総合的に判断する必要があります。服薬以外の治療法としては、血圧管理や減塩、脂質や血糖、体重などの管理や禁煙が重要です。

まずはご相談ください

まずはご相談ください

健康診断や学校での検尿の結果で、「血尿」「蛋白尿」が多い場合には様子をしっかり見ていく必要があります。長期的に血尿と蛋白尿が続いている場合には、「慢性糸球体腎炎」である可能性が高いため、ぜひ早急にご相談ください。